鳥取で考えたこと その1
全国私立保育連盟 全国大会 in鳥取の分科会が無事終わりました~♪
四回目になる「自己肯定観を育てる保育 ハンガリーの保育から学ぶ」もPart4となりました。そして、このテーマが下火になりつつあるせいか、今回の参加者は純粋に「よりよい保育を考えたい」と思っていた方の割合が多かった気がします。とても話しやすい会でした。
自分のことはさっさと棚に上げて、一日目にあったパネルディスカッションを聞きながら考えたこと。
・アートがテーマなのに、どうして、それが描画表現のことだけになってしまうのだろう??アートの中には、音楽も、踊りも、言葉も音楽も同じように入っているはず。ここではあえて制作がテーマになったとしても、それについての一言がほしかったな・・・と思っていたら、最終日に佐藤学先生が、ちゃんとそのあたりのことをおっしゃってくれて「さすが!」と思いました。
・アートを考える時、そこには環境も含まれるはず。作りだすことだけがアートではなく、子どもたちの生活する保育園自体が美的なのか、保育士の振る舞いがどうなのか、言葉遣いは・・・子どもを取り巻くすべてがアートの源となっているはず。その視点・・・・あったかな??なかったような・・・。
・「一人ひとりの声を聞く」・・・たぶん、50回ぐらい出てきた言葉だったけど、本当の意味で子どもの声を聞こうと思ったら、生活全体を考える必要が出てくる。一人ひとりの声をしっかりと受け止めるというのは、本当に生活全体を考えないと、実際にはとても難しい。
「質問ある方いらっしゃいますか~?」とたずねられたら、きっと手をあげてきいていたところです。
そして、アートがテーマの今回の全国大会なのに、それがテーマの分科会への参加者がものすごく少なくて、アニメに関する参加者がやたらと多かったというのは・・・なんだか・・・。アニメの里を見るために園が補助金を使って参加費を払っているって、どうなんですかね?
それにしても、鳥取の方たちってどうしてあんなに話すのが上手なんでしょう?去年の、鳥取大会の宣伝で話された園長先生も見事でしたが、今回の県知事さんも拍手ものでした。そして、我が分科会を担当してくださった園長先生も、見事に仕切ってくださっていました。
鳥取は雰囲気が何だかとても良くて、ここは住んでみたいかも!と思った町でした。ただ、残念なのが「鳥取砂丘コナン空港」の命名。
有名な漫画家が出たところとはいっても、、他にもアピールするところはたくさんあるし、飛行機を降りた途端にアニメに迎えられて、ちょっと(実はかなり)がっかりしたのでした。
ゲゲゲの鬼太郎も世代が変わればそれほどヒットしなくなるだろうし、「継続可能な」ということを考えれば、力を入れるところが違うんじゃないかなーーーと思ったのですが、どうなんでしょうね??
「その2」に続く