今できること その③
ちょっと暗い写真ですね。どうしてかなー、夜だから?雨だから!雨だとどうして暗いんでしょうねー、お日様が出ていないから!
天気には色々な特徴がありますね。
雨がふる=かさをさす、カエルがなく、でんでんむしが出てくる
以外に、どんなこと思いつきますか?
洗濯物はどうするの?自転車で仕事に行っているお母さんたちは?子どもたちは何している?ちょうちょはどこにいるのかな?雨がふって喜ぶ人はいる?街の風景は変わるかな?・・・
天気は晴れと雨だけ?ほかにどんな天気がある?
子どもたちに気がついてほしいことはたくさんありますね。
このカードは、手作りです。無料で使えるイラストや写真をネットで探して作りました。
雨、晴れ、風、曇り、雷…と言った天気のマークと、それぞれの天気と関係のあるような絵をそれぞれ6枚づつぐらい選んであります。カードは5センチ×5センチ。
台も手作り。フェルトに刺しゅう糸でチクチク。枠は6センチ×6センチ。もっと枠を増やすこともできますよ。ただ、これは一人で黙々とあそぶというよは大人と会話しながら遊ぶことも目的なので、少な目でも問題ありません。
台紙は紙でも良いのですが、フェルトの方が滑らないのであそびやすいです。すべりやすいと上手に置けない子はカードがずれてしまうのでいやになってしまうかもしれません。
(100均でもフェルトは売っているのですが、質が良くないので保育園で使うとすぐにボロボロになります。ちょっと高くても手芸屋さんのフェルトを使うことをおすすめします。糸の色を変えたのは、そのほうが何となく楽しそうじゃないですか?ちょっと手にとりたくなる雰囲気…大切です♪)
風が吹いたらたんぽぽの綿毛がとぶ。風があるから凧がとぶ。晴れているから洗濯物を外に干す・・・こういったことを、子どもたちは日常の中で当たり前のように経験していますが、それらがきちんとつながっているとは限りません。
カードの中には室内干しの絵もあります「これはどうして部屋の中に干しているのかな?」と子どもたちに聞いたら、「雨だから、外に干せない」と答えられる、と思いますか?意外にも意外…かもしれませんよ。
「ぼくのお母さんも家で干してた」というかもしれませんね。これ、3歳ならオッケーです。絵を見て、思いだしたことを言ったのでしょう。(でも、その後に「どうして部屋の中で干していたの?」と聞いてあげてくださいね。)
でも、5歳なら…質問が分かったかな?分かっても答え方が分からない?”質問”だったこと自体が分からなかった?・・・答えられない、答えがずれてしまう理由を探したほうが良さそうです。
一人ひとりがどんな経験をしているのかも見えてきますし、どんな風に世界をキャッチしているのかも分かって、子どもを知るきっかけにもなります。
分かっているか分かっていないかを見るのではなく、その子のどこを助けてあげたらいいかな・・・たくさんの経験のどこをつなげてあげたらいいのかな・・・と考えながら一緒にあそんでみてください。
課題あそびの道具、今のタイミングでぜひたくさんつくてみてください。ここでも紹介していきますね。
小さなお子さんのいらっしゃる方は、自分のお家でも試してみてくださいね。子どもたち喜ぶはずですよ。