保育はもっと自然なもの
保育は本来、とってもシンプルなものだと思う。
ご飯美味しいね。と言い合えること。そして、みんなが気持ち良く、心地よくおなかいっぱい食べられること。
花の香りの漂う春の空気の中で、セミの声の降り注ぐ夏の暑さの中を、カサコソ音を立てる落ち葉でいっぱいの秋に、キーンと冷たい冬の空気の中で、胸いっぱいに季節を吸いこむこと、その中で、思いっきり駈け出すこと
さみしくて・悲しくて泣きたくなった時に、一人になれたり、一緒にいてほしい人がそばにいてくれること。
嬉しい時に、一緒に喜んでくれる誰かがいること。
片付けってこうするんだよ、と教えてもらえること(こうやっておいて置くと、出しやすいね、きれいだね)。
「あれ、飛行機雲だよ。飛行機が通った後にできる雲なんだよ」と新しいことを教えてもらえること。
「こんなことができるようになったんだね」と気がついてもらえて「こうしたらどう?」と教えてもらえること。
たくさん遊んで、お腹がいっぱいになって、もうすぐお母さんが迎えに来てくれると、安心して眠りに付けること。
みんなが満ち足りていると、自分も幸せなんだなと感じられること。
大切なこと(子どもの命を守る。子どもが安心できる。親が安心して働ける。子どもの発達を保障する)をきっちりと守って、大人にとっても子どもにとっても自然な環境。
シンプルに、大切なことを見極めていきたい。
日本のある保育園で。子どもたちがいつでも使えるように、ほうきと塵取り・ぞうきんが置いてありました。こんな風に置いてあると、素敵ですね。