美味しい!を伝えて
ほぼ、くるみ専属イラストレーターのようになってくれている、カルタ「しょくぶつ」「かぞく」のイラストを描いてくれているフランス在住のMitsukoさん。
彼女に、プラム入りジャガイモ団子の話をしたら、フランスの実家にはジャガイモとプラムをスフレの型に入れて焼く料理があって、それを牛肉の煮込んだので食べると絶品なの~~と言う返信が来た。このご実家のお料理上手というのはお舅さんで、話を聞くたびに、私のあたまにはハイジのおじいさんが料理している姿が浮かんでくる。
プラムの酸味とジャガイモのしっとり感、そして、赤ワインで煮た牛肉の組み合わせ…絶対に作りたい!
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/113987
Mitsukoさんが日本で紹介されているレシピを送ってきてくれ、補足に「我が家にこの量は物足りない。ワイン2-3本使いました」とありました。つまり、牛肉は2キロ以上使っていますね(笑)
ハンガリー人はたいがい、食べものの話となるとそれはそれは嬉しそうに語ってくれる。作り方というよりは、誰が、どんな時に作ってくれたのか。その材料はどうやって手に入ったのか(大量にもらった、採りに行った、作った・・・)、それを作ってくれたおばあさんというのは・・・と、情景が浮かんでくれるような話になって、聞いているだけで、その人の幸せな時間が見えてきて私まで幸せになってくる。
もちろん一人一人に好みがあるだろうし、苦手な料理もあるだろうけれど、大好きな、とっても大切な料理がいくつかあるということは、その人が幸せな時間を過ごしたってことでもあるのだろうなーと思う。
料理は五感ぜんぶを使って、その人の中に入っていく。本当は、人を一番幸せにすることができるもののはず。
日本には美味しい料理が沢山あるし、料理番組も多くて(料理番組とお笑い番組しかないのではないかと思うことがあるぐらい)、食べるのが大好きな国民だと思うのだけれど、それが子どもを取り巻く環境となると何となく空気が変わる。
健康のためにとか、栄養素とか、大人は頭の中では計算しながらでも、子どもにはもっともっと食べる時間を楽しいものにして、美味しい!を伝えてあげてほしいなーと思う。もちろん、苦手なものが沢山ある子達にも!!(苦手なものを克服させて、美味しさを伝えましょう、という意味ではないですよ、念のため。)