新学期 食材は少なめに!!
もう、しつこいぐらい書きますが、食材は「え、こんな量で遊べる??」と思うぐらいでも大丈夫です!!
特に新学期、張り切って台所に食材をたくさん揃えたクラスも結構あるのでは・・・・と思いますが、そういうクラスほど、たぶん台所が大変なことになっていると思います。
張り切ったわけでもないけど、他に遊具がないから食材だけがたくさんあることになっている…というクラスもありますね、きっと。
とにかく減らしましょう。そして、他の物を増やしましょう!
このクラスにも食材はあるけど、分かりやすいものがいくつか。だから、子どもたちの中には何も入っていないお椀やお鍋で「作る真似」「食べる真似」をして遊んでいる子たちもいました。で、それでも遊べる子はここであそびますし、食材をいじりたいだけのような子たちは他のところに行きます。
食材でジャラジャラ遊んだり、あそべない子が集まってきたりするよりも、あそびたい子がちゃんと遊べる空間になります。
イチゴがいっぱいで美味しそう(^^♪
でも、ランチョンマットらしいタオルが敷いてあるし、スプーンはちゃんと介助用も持ってきてあります。今は消毒だって必要ですね!
赤ちゃん用の椅子に座らせて・・・
お椀の中には何も入っていないけど・・・
何のお汁かな
イチゴもおいしそうね🍓
それにしても、これを「赤いお手玉じゃなくちゃだめ」と言う根拠って何なんでしょう??
見立てられないから?
でも、このあそびの場面は見立てそのものですよね??
この子はきっと甘いイチゴの味や柔らかいイチゴの歯触りを感じながらお人形に食べさせていると思います。
口をもぐもぐさせていたので、お人形がもぐもぐ食べているのも想像していたのでしょうね。
現実ではない場面を想像しながら、おもちゃの道具を本物のように”見立てながら”遊んでいます。
「見立てられなくなるから」「想像力が育たないから!」と、お手玉やチェーンリング、花はじき、その他もろもろの食材でいっぱいの台所で、見立てる以前の「いじり遊び」が盛大に展開されて、大変!と困っている大人達と子ども達を見ると、食材に関してはもっと単純に考えてもいいことなんだけどな…と思ってしまいます。
というわけで、だまされたと思って、一度食材を減らしてみてください。そして、食材以外の物を増やしてみてください。
食材以外の物って何??と思う方、くるみの冊子やお便りを参考にしてみてくださいね。このブログにも写真をたくさん紹介しているので、ぜひ、探してみてください!