アイデア、でてきますか?

きっと、子どもも大人も楽しんでいるんだろうなーという保育室と、そこそこおもちゃはあるけど、刺激がないんだろうなーという保育室があります。

楽しいだろうなーという保育室には、大人からのいろいろなアプローチ(ここ見てみて、気が付いて!こんなこと考えてみて!)がちりばめられています。

大野こども園(岐阜県揖斐郡) 4歳児クラス 7月

意外と思いつかないアイデアですよねー。

子ども自身が経験していることをこうして天気別に写真に撮って集めるって、とってもいいですね!!

自分たちのことだから喜んで眺めるし、会話もするだろうし、そして、天候別にもなっているので自然と天気と日常に経験していることを整理して意識することになります。

今後、もし写真を増やしていけそうだったら、雨の日、子ども達が室内であそんでいる様子も撮って加えると良いかもしれませんね。テラスから外を見ているところとか。

晴れの日に花に水をあげているところとか。

こんなことを年少・年中の今の時期にたくさんとりあげておけば、年長になる頃には語彙も気付くことも増えていきますし、年間を通して天気に関することで気付いたり、会話することが増えていくと思います(もちろん、大人の方も意識しながらすごします)。

天気天候に合わせて大人たちはどうやって仕事をしているのか、とか。

天気天候で街の中にはどんな変化があるのか、とか。

年間を通して天気天候を経験しておけば、年長の課業でできることも増えていきますね。

よく、このテーマは年少でも年中でもしたから…という意見を聞きますが、一回とりあげたぐらいで全部を理解するわけではないです。

そもそも、何かを教えているわけではなくて、気が付く視点を提供して、その時々のテーマで考えたり、言葉にすることを練習しているのが課業なので、成長とともに気が付くことも考えられる内容も変わっていきます。

だから、年長だったら、去年とは違う視点で世界を見らるようになっているはずだし、気が付くことも変わってきているはず。

大人の方が成長して、そこに合わせられるようにならないと!です。

この部屋の収集コーナーです。

机でできる課題あそびもいろいろと用意されていました。

いろいろな天気の絵があって、そこに子どもや物を配置していくもの。

これも、子ども達が入れ代わり立ち代わりやってきては遊んでいましたよ。

ずいぶんとまあ土砂降りな絵が・・・と思っていたら手にとった子がいました。

そして、さわやかなあじさいと・・・

嬉しそうなカタツムリとカエルが(笑)

こうなると、ザーザーぶりの暗い天気もなんだか楽しくなってくるし、喜んでいる生き物たちがいると知っていれば見えてくる景色が違ってきますね。

保育のおはなし

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