乳児の食事「人数の増やし方 6-7月の目安」
食事の人数、増やせていますか~~~!!
年度の初めは、前のクラスの流れで、1歳児だと1対1,2対1のクラスも多いと思います。
2歳児だと3対1,4対1でスタートしているクラスが大半なはず。
でも、もう新学期から二か月以上たっています!
子ども達の食べ方も上達してきているはずだし、何よりも、大人も子どもを理解し、子どものテンポやら介助のポイントがつかめてきましたよね?
それなら、人数を増やしましょうね!
子どもがちょっとこぼすから・・・食べるのがゆっくりで…と言う理由で増やせないと考えている先生もいると思います。
でも、「ちょっとこぼす」のは子どもが食べる練習をすることで上達するので、大人が見ていても変わりません。
「食べるのがゆっくり」なのも、その子のテンポだったり、噛む力だったり、全身の筋力との関係だったりするので、大人が目の前で見ていても、変わりません。
それよりは、人数を増やしながら、大人の方も食事を見る練習をしていきましょう。
6-7月であれば、一歳児であれば3対1、もしくは4対1まではいけるメンバーが増えているはずです。
2歳児であれば、4対1,5対1、メンバーとメニューによっては6対1まで進めるかもしれません。
例えば、手のかかる子が一人いたとしても、周りの子が上手なら見れるぐらいにはなっていると思いますよ。
1歳児クラスの場合、この時に一人ひとりに配膳をしていると、食べている子を見ながら配膳をしなくてはいけないのでなかなか大変です。ですから、前もって配膳されている方が子どもを見やすいだろうなと思います。
2歳児クラスだと、上手なクラスであれば一人ずつ、6人ぐらいまでは呼べるようになっているので、そこで一人ひとり配膳すると、また、なかなか大変です(日本の食事形態の場合)。
人数を増やす=雑(丁寧ではない)と思われる向きがあるかもしれませんが、それ以前の段階で丁寧に食事を見ていたなら、年齢が上がるにつれて食事も上手になってきているはずです。その状態に合わせて介助や人数、方法も変えていかなければ、逆に丁寧に見れていないことになります。
担当制の本で、1歳、2歳で食事に呼ぶ人数設定が少なく、目の前で一人ずつに…と書かれているものもあると思いますが、日本の食事形態やクラスの人数(クラスの子どもが15人以上の場合は工夫が必要になります)にはふさわしくない可能性もあるので、その辺りは自分のクラスに合わせての方法を検討しましょうね。
詳細はくるみの冊子「より丁寧な保育を考え始めた園へ」にあります。