絵本コーナー どこに?どんな風に?
絵本神話の影響もあって、保育室にコーナーを作っていない園でも絵本のコーナーだけはしっかりあったりします。
絵本のコーナーがしっかり作れるぐらい保育室が広ければいいのですが、そうではない場合、もしくは、保育室が広い場合も、まずは他のコーナーをしっかりと確保してから絵本の空間を考えましょう。
絵本って、絵本棚があるから絵本棚をはめたいと思うのか、まずは、そこから考える園多くないですか?
絵本棚は場所をとります。もちろん、場所として確保できればいいですが、絵本棚ありきで考える必要もないかもしれませんよ。
写真はめばえのにわ保育園 0歳児クラスの絵本の空間。でも、絵本を読むだけの空間ではなくて、ちょっと疲れたらゴロゴロできる休息スペースでもあります。
この空間、他のコーナーと合わせて作られることも多いのですが、今年は単独で作られていました。
こちらは同じ園の1歳児クラス。棚の中のスペースを活用しています。絵本棚をソファーと組み合わせてコーナーを作っている年もあったけど、今年はこうしたようですね。でも、子どもたちの成長やあそびの様子に合わせて、また後半かえるのではないかな…と想像しています。
こちらは、同じくめばえのにわ保育園の2歳児さん。
こちらはコーナーの中に作ったバージョンです。
特に部屋の狭い園でしたら、こちらを参考にするといいかも。お世話の空間の中にちょっと絵本を置くイメージです。
正面から見るとこんな感じ。
それにしても、一つ一つが丁寧に配置されていると思いませんか~
これは、ちょうど入室の始まったタイミング。つまり、子ども達が園庭に出た時には、最後の大人がきれいに部屋を片付けて外に出ていき、この状態の中に子ども達が入室するという流れです。
お人形の置かれ方もいいですよね~。(注:真似しましょうと言っているわけではありません!!!)
洗剤がちょっと籠に入れてあったり。(これは真似してもいいかも^^;そうすると洗剤が転がらない)
布類などの入った棚が見にくくて、ごちゃごちゃしている園が多いのですが、すっきりしていますね。その下も、お風呂セットやお医者さんの道具などが入っていると思うのですが、分かりやすいし取り出しやすそうです。籠のタイプや大きさ一つで棚の中の印象はかなり変わります。
洗濯物干しもこのタイプの洗濯ばさみを使えばいいんですね!
絵本コーナーに限らず、こうしなければいけない、これがベスト!ということはないので、自分のクラスに合わせて工夫してみましょうね。
ポイントは、部屋全体を視野に入れること!
自分(←保育士)の得意なコーナー、子ども達が好む(ように見えている)遊び、だけじゃないですよ!!