おうちで毎日体操♪ 「箱」
自宅待機になっていたり、園に行っても子どもがいなかったり、子どもが少なかったり…という園、多いと思います。
このチャンスに、ぜひとも「毎日体操」試してみてください!
「毎日体操」はハンガリーの幼児保育園で取り入れられている、毎日行う体操です。今はいろいろな形が出てきていますが、くるみの木では基本的なスタイルを紹介しています。
その、基本的なスタイルの考え方と動きをまとめようと四苦八苦している最中ですが、まずは自分が動かないとね、ということで家にあるもので試してみています。
毎日体操の特徴は、いろいろな道具を使うこと。ボールやフープと言った運動遊具も使いますが、積み木やハンカチ、ぬいぐるみのような身近な道具・遊具も使います。
家で試す場合、写真にある段ボール積み木はないと思うので、ティッシュの箱、もしくは、お菓子の箱で(^^
実際に動きながら流れや難易度、身体全身を動かしているかな…と確認しながら年間案を作っているのですが、運動不足の身にはかなりしんどい・・今日は体調が‥と思ったら、単なる筋肉痛だった…という毎日です。
では、皆さんもそこら辺にある箱を使って動いてみましょうか。
本当は、走りや歩きが最初に入ります。実は、歩く、走るがきちんとできる子って少ないんですよ。ふらふらしてしまったり、あちこち見ていたり、手足の調和のとれた動きができなかったり。友達との距離感を保ちながら、動いている空間を意識しながら歩きや走りに集中できるようになるのは、三歳の間の大切な課題になります。
体操の初めは、歩きと走り。普通に大きな円を描いて歩いたり、物を高く持ち上げてつま先立ち出歩いたり(前にもったり、身体の周りをまわしながらだったりと、いろいろとできます)、かかとで歩いたり、いろいろな歩き方ができます。
このあたりのことは、冊子で紹介します♪
身体を暖めたら、体操に入ります。単純なパターンで動いてみましょうね~。年中後半-年長をイメージしています。
① 足を開いて立ち、片手は腰に、片手で箱を持ち、身体の横で大きく前に回します。何度かまわしたら、後ろにも。もちかえて反対の手でも。 (大人は特に普段動かしていない部分がみしみし動くのを実感すると思います(^^; でも、動かしているなーと思えるのが良いサインです。)
② 足はそのままで両手で持ち、腕と上半身を前で大きく回旋させます。下は床につくぐらいに、後ろは若干背中をそらすぐらいまで。首は無理にそらさないように、箱を目で追うぐらいにします。反対側にも。
③ 足は閉じて立ち、頭に箱を乗せ、手で押さえます。そのまましゃがむ―立つを繰り返します。(ひざの痛い人は無理しないでくださいね!)
④ 片足をあげて、足の下で箱をもちかえる。反対の足をあげて、箱をもちかえる。足を交互にあげながら箱をもちかえることになります。(…これがまたけっこうしんどいんですね…)
⑤ では、写真にあるように箱の上に高這いになってみましょう。腕がかなりしんどいはずです。そのまま、箱がおなかの下にある状態で一周できますか?反対にも一周しましょう。
⑥ 次はうつぶせになって、手と足をあげてみましょう…‥ ( この写真のようにぴんとできるのは、やっぱり毎日体操しているからですね…私は数秒でダウンでした(^^; )
⑦最後はあおむけになって、箱をお腹でぎゅっと抱えて丸くなり体をゆらしましょう。
そして、最後に運動遊び、整理運動(気持ちと体を落ち着かせる動き)が入って、だいたい20~25分ぐらいです。
身体全体を動かすことを意識しながら、筋力やバランス感覚、運動調和、空間認知、もちろん身体像・・・いろいろなことに働きかける体操です。言語、自己像にも!
とにかくやってみるのが一番です。ぜひ、その辺の箱を使って、いろいろな動きを考えだしてみてください!!
家で退屈しているお子さんがいるようなら、一緒に動きを考えてもらうと良いと思いますよ♪