お家で毎日体操♪「棒」
はい、「棒」です!
ハンガリーでは保育園用にも体操用の木の棒が売られています。一本300円ぐらい。長さはもちろんのこと太さ、重さ、そして、両端に程よい丸み、まさに!という幼児の体操用の棒なのですが、日本では新体操用や高齢者用体操(?)のプラスチック棒が一般的みたいですね。
で、とりえず、何でもいいから家にある棒らしきものを探してみましょう(^^
うちにあったもの。一番下はカレンダーを丸めたもの。一番上は手ぬぐいを飾るための棒。で、真ん中は…料理用の木の巨大スプーン。
話しはそれますが、ハンガリーで家族や知り合い、友人が集まると、良く庭に火を起こして、大鍋でグヤーシュスープや肉のパプリカ煮、などなどを作るのですね。その時に大活躍するのが、この持ち手の長いスプーン!味見をするためにはすくわないといけませんしね。
持ってきたはいいけど使わないなーと思っていたら意外なところで活躍の場ができました。ということで、この巨大スプーンを使って体操してみました。ちなみに、カレンダーもなかなかの重さと太さがあって、大人にはいいと思います。子どもにはちょっと重い&太いかも。手ぬぐいかけもなければこれでもオッケーですが、持つにはちょっと細いです。
でも、どれにも共通しているのは、曲がらない。硬い。棒での体操のポイントはここにあります。
では、基本編です。と言っても、これは、毎日体操に慣れた年長向けです。大人はできるはずなので、頑張りましょう!
まず、また、身体をちょっと暖めてくださいね。足踏みしたりして。
足を開いて立ち、棒を肩幅で持ち、身体の前にまっすぐに両手をのばします。そのまま頭の上にまっすぐ上げます。そして、今度は首の後ろに。上。前。これを何度か繰り返します。
(肩が開きますよね~。痛いですね ^^; 布でも同じ動きはできますが、相手が棒だと動きがしっかりと求められます!相手が形を緩めてくれない^^;)
足を前後に開いて、棒を両手で持ったまま、頭の上に腕をのばします。そのまま、腕、上半身を右に向けます。足は動かしませんよ。腰から上半身をしっかりとむけます。前を向きます。左に。足を入れ替えて、同じように。
(肩の下、わきの伸びを感じますか?足の位置が前後だと、バランスをとるのが難しいですよね。足の位置、手の位置をあえて色々と工夫します。)
前に棒をのばして、片足立ちで、あげているほうの足の膝を棒まで上げましょう。おろして、反対の足も。
(簡単そうでも、回数を繰り返すとじわっと疲れが来ます。これがポイントです。すべて、難しい動きではないです。でも、シンプルな動きを丁寧に、きちんと繰り返す点がポイントです。)
後ろで持ちましょう。そのまま体を前屈。上げられる人は、腕を上にあげます。起き上り、また前屈。
棒を身体の後ろと前で持ち替えながらまわします。
(背中での持ち替えは、見えない場所、そして、棒なので持つ位置、手の方向を頭の中で考えないといけませんね!)
足をのばして座りましょう。棒を持って手は前に。膝が棒につくように一緒に上げられますか?5回ぐらいがんばりましょうか!できるひとはもっと!
しんどい場合は、足首に棒を置いて、後ろに手をつき。足をあげてお腹まで棒を転がす。を繰り返してもいいです!(この部分、後から付け足しました)
うつぶせに寝て両手はあごの下に。棒は首の下あたりに。つま先を立てて、床をトントン叩きましょう。
(これ、簡単みたいですよね。でも、子どもにとっては、特に、こういった体操をあまりしていない子どもたちにとっては、見えない場所ーこの姿勢では視界に入らないつま先―の形状を意識しながら交互に床をたたく、は結構難しいんですよ。)
お終い♪ (本当は、運動遊びと整理運動が入ります)
毎日体操は、毎日違う動きをするわけではなく、本当は一週間はほぼ同じ動きをします。もし、簡単すぎたなーというのがあれば難しく変えたり、逆に難しいなーと思ったら簡単な動きに変えていきます。もしくは、動きをプラスしたり、ちょっと変化をつけることもできます。
難しい動きの習得ではなく、自分の身体の隅々までを感じる、空間・方向を意識することもとっても重要なポイントです。
また、いろいろな姿勢での動きを入れますので、自然と自分の身体の動きのバリエーションが増えます。毎日体操をしている子どもたちは、自由あそびの中でも自然といろいろな体の動かし方をしますよ。
次は、一番基本の豆袋の体操もしないとですね。その前に、豆袋を作らなければ・・・。