遊びたくなるかな?
新年度、保育室づくりに悩んでいる園、多いと思います。
でも逆に、保育室づくりを楽しんでいる園も増えてきているはず。
コツがつかめてくると、保育室を作るのは難しくないですよ。
固定概念、マンネリから抜け出して、”楽しそうな保育室”を目指してください!
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台所とお世話の空間は別にしましょうね、と言っているにも限らずになぜか一つの空間(それも、たいがい正方形の空間)にすべてが置かれている園が多いようです。
左のように作ると、台所のあそびとお世話のあそびの両方がぶつかり合ってしまい、そのうえ、たいがいこういう園だと台所の食材も多いので、いじり遊びをしたい子までが集まり、あそびにくい空間になります。
誰が遊んでいて、誰がただここにいるだけなのかが分かりにくくなりますし、よく遊べる子が邪魔されたり、トラブルの多発する空間となります。
右のように空間を広げるだけで、それぞれが遊びやすくなりますし、大人の方も誰が何をしているのかが分かりやすくなります。
だったら、正方形が広ければいいのかな・・・・??
広くても遊びにくさは同じです。
1(左)もよく見る配置です。この配置も、左の棚のものであそぼうとする子どもたちと台所のあそびがぶつかり合います。
手前にも空間がありそうですが、特に乳児の子ども達はわざわざここまで遊具を持ってきてあそぶということはしないです(幼児でも、この配置だとあそべません)。
2(真ん中)の場合、それぞれのあそぶ空間は確保されますが、無駄な(使えない、使いにくい)空間ができます(黄緑で記したところ)。奥までは行きにくいですし、手前は台所に行く子どもたちが通過するので落ち着いては遊べません。
3(右)のようにすると、あそぶ空間も確保されますし、無駄な空間も生まれにくくなります。
これは幼児クラスでL字型に配置した例です。
ベットのあるあたりの敷物が足りなかったのかな。もう一列あるといいですね(棚の前まで)。そうするとベットもちょっと移動するので、棚の前に遊ぶスペースができると思います。
狭く見えるかもしれませんが、4,5歳児になると、自分たちでコーナー以外にも場所を作って遊び始めるので、役割遊びの空間はそれほど広くなくても良くなってきます。
乳児や3歳児さんは床に布を広げたり、人形を寝かせたり、ペタンと座って遊ぶことが多いので(そして、そこに他の子も来るので)、台所よりもお世話の空間を若干広めにした方がいいです。
IKEAの台所も、ちょっとした工夫(まるでタイルが張ってあるように見えますね)でより雰囲気が出ますね(^^
何を置いたらいいか分からない~~という方、拡大して、何が置いてあるかな??としっかり見てみましょう!
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配置を工夫するだけであそびやすくなりますし、何よりもトラブルが減ります。
ぜひ工夫してみてください。
そして!しつこいですが、敷物でちゃんと空間を作ることを忘れないようにしましょうね~~~!!!
遊具を買うか、敷物を買うか…で悩んだら、まずは敷き物を買うことお勧めします(遊具が全くないのであれば、もちろん遊具を買います)。遊具があっても、あそぶ場所が明確になっていないと、部屋の中はごちゃごちゃになります。もちろん、遊具も買い足していきますよ。
買う時間がない(新学期に間に合わない)!お金もない!!という園だったら、とりあえずはゴザでもいいので、あそぶ場所を明確にしましょうね(^^♪