見立てるって??
「見立てる」問題はまだまだ根強く「?」となっているようですねー。
乳児は特に、お手玉のような「見立てられるものを」…と言われるのかな??
セミナーに参加してくださって、「分かりやすい食材を!」を参考に、食材を選んでおいてみたという園。
お弁当箱に食べ物を詰めて(ふたはしていない)、もってどこかに行こうかなーという子に、そばにいた保育士さんはハンカチを敷いて「ここで食べる?」と声をかけていました。そして、食べる真似で終わってしまうであろう場面で・・・
保「これは何?」
子「きのこー」
保「そーだねー」「これは?」
子「りんごー」
保「そうだねー、あまいかなーすっぱいかなー」
子「しょっぱい!」
保 「しょっぱいかー(^^)」
こんな会話をしていましたよ。
乳児期の子ども達にとっては一人であそぶこともですが、大人とのちょっとした、こんなやりとりもとっても大切です。
(もちろん、子どもが一生懸命、人形に食べさせていたり、包もうとしていたりしたら質問する必要はありませんが、視野には入れておきましょうね)
これも、実物に近いからできる会話ですよね。
それに、これでも十分、見立てていますよ。野菜の入ったタッパーを「お弁当」に見立てるのですから。
1歳児さんだから、食材がいっぱいあれば、お弁当に詰める(→ 容器に何かを入れる)のが楽しくなってしまい、そのうちに、ジャラジャラとチェーンをいじったり、こぼれたり、そこにまた違う子が集まってきて大変なことになりますね(^^;
ここも、そこそこ子ども達は集まってくるのですが、でも、食材自体は少ないので、大人が必死になって片づけるほどではなく。
これは、幼児クラスの台所にあったミカンとパイナップル。
とっても暑い日だったので、冷やしてあったら美味しいだろうな~~~食べたい!!なんて、本気で思ってしまいました(笑)
この時期、ブドウや桃があると急に季節感が出ます。
箱を用意しておけば八百屋さんごっこもできますね。
「柔らかいからそっと持って行ってくださいね」
「これは種がない種類です」
「今が旬なので甘いですよ!」と、会話する内容も違うはず。
一年中ある野菜も、「今が旬です」を意識してもらうためにも、あえてこの時期に夏野菜だけを出すとか。
季節に合わせて出す食材、うどん・ラーメン・すし・ピザ から脱出しましょうね!
「うどんとラーメンの麵(毛糸やチェーンリング)が混じってしまうんです」
「御飯用の白い花はじきが床にこぼれて・・・」
という悩み(?)相談が来ると、「出すのやめたら?」と単純に思ってしまうのです(^^;