試行錯誤、しましょうね(^^♪
この時期(5月の終わり)、園を見ていると新学期からの試行錯誤の経過を見ることができます。
落ち着かないクラスがあったとしても、先生たちが頑張って考えながら保育をしているのは伝わってきます。
各年齢、当然ですが、毎年子どもが変わります。
大人も変わるし、園の体制自体が変わることもあります。
0歳が上手だった先生が1歳にあがると子どもの動きやたくさんの大人の動きについていけない…ということもありますし、組んでいる大人が変わったら意外な一面が出てきた(良いこともあるし、困ったこともある)…こともあります。
でも、いろんなパターンを経験しながら、保育士としての力をつけていきます。皆が!
だから、試行錯誤しましょう!諦めない。←とっても大切。
環境作りも同じですよ。
とにかくいろいろ試してみる。

尾山台みどり保育園(東京世田谷区) 0歳児クラス5月
何度か試したけど、それでも何だかしっくりこないんです…ということ。
「しっくりこない」と感じられるのは良いですよね!
普段は使わないけれど、ご飯中はサークルを使いたい、でも、ご飯の時にフリーの先生が、遊んでいる子・寝ようとしている子・サークルにいる子…を見るには、サークルが遠い。外に出る入口は帳面のパーテーションの真ん中にあるので、置き方に迷う・・・ということでした。
机は、手前に入り口があるのでご飯を運ぶことを考えるとここが良いかな…と比較的いつもこの場所です。
運動スペースを広くとっているのはとても良いです。
全体としてもすっきりとしていますが、小さい子達の空間(ベッドの前)と月齢の高い子達の遊ぶ遊具が同じ空間にあるので、もう少しするとあそびがバッティングしそうです。
サークルも、確かにあそびを見ている大人が声をかけにくい場所にあります。
ちょっと助言をしたところ、場所を入れ替えてみたそうです。

あるものは同じですが、ずいぶんとメリハリがつきました!
赤ちゃんの空間と大きな子達の空間も、間に休息の空間を入れたことで分かりやすくなりました(^^
もう少ししたら、空間を離していくと良さそうですね。
食事の場所を入り口の近く、水道の近くと思わない方が空間のバリエーションが広がります。
ほとんどの園が食事をワゴンで運ぶと思いますし(この場合、給食用の大型のワゴンではなく、部屋で移動させられる家庭用のワゴンが便利です。でも、給食用のワゴンがある園でしたらそれを活用しましょう)、水道や入口の前は動線でもあるのでそのまま運動スペースにしてしまった方が良いことがあります。
外に出る通路はサークルの向こう側にあります。

食事中に8人位の0歳児を一人で見なくてはいけなかったとしてもなんとかいけそうです!!
クラスの大人の人数は限られているので、その人数で見れる環境をいかにつくるか‼も大切な視点です。
大人が足りないから「主任さん入ってください!!」と安易に呼ばない。
そして、主任も安易に入らない、もしくは、人を入れない。
主任の仕事はクラスのサポートに入ることではなくて、どうしたらこの人数でちゃんと保育ができるかを客観的に見ることです。
新学期は入った方が良いタイミングが多くあると思いますが、今ぐらいの時期でもいつまでも泣いている子がたくさんいる場合はその理由を考えましょう。

ね、大人の姿が見えていれば、子ども達が安心して過ごせそうな素敵な空間ができましたね(^^
分からないです!といえるのはとっても大切
助言を受け入れられること、そして、それを元に自分たちで考えることはもっと大切
失敗しても良いから、まずは試す!
こうして保育者として成長するんですね~(^^♪