新年度。環境、作りましたか?

もう、次年度の環境を作った園も多いかもしれませんね。

本当は、4月1日からスタートですよ!

でも、希望保育や春休みで子どもが少なかったりして、今のうちにできる…という園もあるかもしれません。

その場合、一度まっさらにしてから作りましたか?

よく、前年度の先生たちが作ったから…と捨てられない、捨てにくいものがあったりします。

(逆に、それとっても良いのに…と思うものがクラスから出されてしまうこともありますが^^;)

前年度から残っているものは、たいがい年度の終わりの子どもたちの姿に合わせて作られたものだと思います。

一度、クラスから全部遊具を出し、次年度、そのクラスにあがってくる子どもたちの「今の姿」を想像しながら環境を作りましょうね。

年度の初めは、物の場所やクラスのルールなどを教えなければいけませんし、新しい大人との関係も作っていくので、遊具の量は多すぎないように注意しましょう。

一番発達している子に合わせた難しい机上遊具なども、最初の頃は出さない方が良いかもしれないです。様子を見て、少しずつ増やしましょうね。

昨日、あるこども園で新学期の環境作りを手伝いました(希望保育中)。とー-っても楽しかったです(^^

部屋をまっさらにして、敷物も家具も全部部屋から出してあったので、考えやすかったです。

例えば、1歳児クラスだったら、「1歳児」と思わずに「今の0歳児がこの部屋に来て、そこに新入園児が5人ぐらい加わったら…」と想像します。そうすると、自然と空間の広さや置く遊具も決まってきます。

例えば、台所。

1歳児のスタートで考えてみました。

黒野こども園 1歳4月スタート

0歳児で台所の物を置き始めていたというので、月齢の高い子たちが少し扱えるかもしれません。

食器をかなり整理して、食材も最小限にしました。台所でのいじり遊びはしてほしくないので(すごいことになるので)、野菜と果物の形の食材だけを10個ぐらい残しました。

製氷皿、なんとなくそのままにしてしまいましたが、いりませんね。中に入れるものがなかった(^^;

それに、氷を作ってジュースに入れる…なんてあそびをするのはまだまだ先でした。ただ、入れたり出したりをするのなら、ない方がいいですし。

ペットボトルもかごに入れたままにしてしまったのですが、これは、かごに入れないでそのまま棚に置いた方が使いやすいです。

洗剤とスポンジがまだいらないかな・・・??調味料もまだ早いかな・・・??

子どもたちの様子を見ながら、きっと先生たちも考えてくれるでしょう!

お人形やぬいぐるみも、寝かせてみました。この方が目につくし、手にとりやすそうじゃないですか?

そして、優しく抱っこしたくなりますね。

きっと、片づける時もこんな風に置いてくれると思います(大人が毎日必ずこうして片付けていれば)。

本当は、いらない布団などがあればそれを布でくるんだものを置けるといいのですが(大型クッションみたいな感じ?)、とりあえず、あったものを使いました。なかったら、あるもので工夫する!!!これ、大切です。

机で遊ぶ机上の遊具は少しにして(最初は、机で遊ぼうねを教えている余裕がないような気がするので)、机上の遊具や重ねカップ、入れたり出したりの遊具を床で遊べるスペースを構成の空間と同じぐらい作りました。

絵本ですが、きっと子どもたちは大人のいるところに持ってくると思いますし、大人も絵本コーナーまで行って読む余裕はないはずなので、お世話のコーナーの中に置いた方が無難です。

構成も、最初は一つ一つの数を少なくします。積み木、ディプロ、線路(まっすく、曲線の物のみ)、ソフトブロック(井形ブロック)、動物たち…を用意できるといいですね。

1歳児のスタートはとにかく大変で、大人はひたすら片づけることになります。元の場所に置いていく、使い方を教える…をひたすらする一か月が待っているはずなので、頑張りましょうね(^^

何度も書きますが、くるみの冊子やお便りを参考にしてくださいね!そのために作っています!!