梅雨も終わり?続
収集コーナーにその時々に関心を持ってほしいなーという写真なども貼ってあり、そして、課業などでも取り上げていると子ども達も時々やってきます。
そして、絵を見ながら会話していますよ。
子ども達がいつ、何に関心を持つのかは分かりません。
そして、きっと気が付いているだろう、知っているだろうと思うこと、意外と(というか、かなり)知らないです(^^;
子ども自身に気が付いてほしいから、大人の働きかけは最低限に‥‥という意見、ありますね。
でも、自分で気が付くって難しいですよ。(自分自身のことを考えてみるとよく分かると思います)
自分が関心あるから気が付くし、その情報をキャッチするけれど、それ以外のことはそもそも存在自体も気が付かなかったり、目の前にあってもスルーしています。耳にも入ってこないし。
でも、ちょっときっかけをもらえれば、そこに関心が行くようになるし、関連することもキャッチしやすくなります。
そんなちょっとしたきっかけ、保育園でもたくさん提供していきましょうね!
そうしないと、泥遊びもするし、色水も作るし、プールでも遊ぶし、虫も採るし、いっぱいいろんな経験をするはずだけど、それが”全部「夏」だ!”とはつながっていなかったり、蝉はとるだけで虫かごで死んで放っておかれたり、水もまるで永遠にあるかのように使い放題になってしまったり・・・・よくよく考えるともったいない夏になってしまうかもしれません。
子ども時代なんてそうあるべき!!と主張される方もいるでしょうね。
でも、私たちが想像する「子どもの見ている世界」と、赤ちゃんの頃から携帯を手にしていて、いえでもYouTubeを何時間も見ている子どもたちの「見る」「気が付く」出発点はすでにかなり違っているはずですよ。
じっくり見続けたり、観察したり、変化を追ったり、関連に気が付いたり…そんな時間をかけて考えたり、気が付いたりする経験を保育園でたくさん保障していかないといけないだろうなーと思います。
梅雨の時期、3歳児さんの塗り絵。
表情が見せられないのが残念!口をとがらせて一生懸命でした。
何が描いてあるかなー
ここにカエル、こっちにもカエル、大きなお魚は黒で、小さいのは…
描いてある絵を一つ一つ見ながら、色も変えながら塗っています。
「とりあえず、いろんなあそびをしました!」「いろんな経験をして終わり!」ではなくて、一つ一つのあそびや経験をじっくりとさせてあげたいですね。それが、他の場面の「じっくりと」に繋がっていきます(^^♪