「かして」「入れて」ではない関わりを
0歳児後半から、特に1歳児クラスになると、友達と関わりたくなる子どもが増えてのトラブルがあちこちで勃発しますよねー(^^;
友達に関心をもち始めているし、上手に遊んでいる子ども達のことも気になる。
そして、そばに行ってついあそびに入りこんだり、遊んでいるものに手を出したり・・・・
そんな時、「かして」や「入れて」を教えていませんか?
そして、子ども達はただマニュアル的に「かして」や「入れて」を覚えて使うようになる。
でも、そうは言われても‥‥と相手の子は思っているだろうなーという場面はかなりあるはず。
「ダメ」「いやよ」という子に、そうだよね・・・と共感してしまうこともないですか?
これで、仲間関係が上手くいくようになるのかというと、必ずしもそうとは限りません。
義務的なやりとりをしているだけなので。
あそびに無理やり入って行ったり、相手のものに手を出している子ども達にとっても良いとは限りませんよ。

出水南保育園(熊本県熊本市) 1歳児クラス2月
18人の子ども達を大人3人、そして、必要なタイミング(大人2人、もしくは3人目も食事に入り、遊んでいる子や眠りに入る子がいて、お布団の準備を少しずつしていくタイミング)でサポートの先生にも入ってもらいながら一年間保育をして、とっても良く遊ぶようになったクラスです。
(サポートの先生も年度末には抜けている時間が多くなります)
1歳児がよく遊ぶというのは、子ども達が自分であそびを見つけ、練習あそびをそれぞれが行うようになっているということ。
秋頃まではまだまだ課題が多そうだった子ども達も、一見した感じでは分からないぐらい、自分であそびを見つけて過ごしていました。
子ども達にまず教えたいのは、見ること。
「見てみて、○○ちゃん上手に作っているねーいっぱいくっつけて高くなったねー。お家みたいだねー」
写真の子はいつも友達のあそびをじっくり見る子ですが、中には、遊具や作っている物だけが眼に入り、そこで遊んでいる子どものことが眼にはいらない子ども達もたくさんいます。
そんな子ども達には「かして」よりは、見ることを教えましょう。
まずは、見ようね、を教えていくと相手の子がしているあそびを見るようになります。
そして、自分も真似してみようかなと思うようになります。
自分で行動に移すまでに至らないのであれば、ここに同じのがあるよ、やってみる?とすすめてみます。
そんなことを地道に、こつこつと続けていくうちに、段々と、子ども達が自分のしたいあそびを選べるようになったり、お互いのあそびを見ながら真似したり、そして、関わり方を学ぶようになります。
そして、年明けぐらいから一緒に過ごしたり、一緒に似たようなことをしたり、同じことをイメージしているかどうかはともかくとしても一緒に遊んでいるなーという子ども達があちこちに見られるようになります。

きっと、囲みたいという思いは同じですね。
そして、何を交渉しているのでしょう?
狭いよと言いたいのかなー?
右端の子はポカンとしています(^^;
きっと、一歳児さんなりの単語を駆使しながら、何か伝えているのでしょうねー。
こんなやりとりを繰り返しながら、”一緒に遊びたいから”、段々と意思疎通を学んでいきます。
生活の流れが身に付いて、生活の場面での技術も身に付け、そして、あそびも上手な子ども達が多くなっていれば、2歳児クラスが楽しみですね(^^♪
皆さんのクラスの年度末、どんな様子ですか?

