計画を立てよう (続)

まずは、いろんなアイデア・情報・技術を集めてみましょう。

一年かけて、子どもたちにどんなことを経験してほしいですか?

まずは描画・制作について考えてみましょうか。もちろん、年齢や発達に合わせてですよ。

子どもたちに経験してほしい技術(切る、ちぎる、丸める、春、ぬる、描く、形を作る、スタンプする、折る…エンドレス)

使ってほしい素材(紙・・・どんな種類の紙? 布・・・どんな種類の布? 自然物‥具体的には?ドングリだけじゃなくて!! 木・・・どんな状態の? プラスチック・・・)こうやって考えてみると、廃材あそびばかりして一年が経ってしまったらもったいないですね。

使ってほしい道具・材料(鉛筆、クレヨン、色鉛筆、マジックペン、クレパス、粘土、紙粘土…きりがない)

年度の初めは、基本的な技術や扱い方を教えられるような活動内容をたくさん入れていきます。一見単純でも、何度も繰り返せるようなものを。

スタンプをたくさん押す

絵の具で全部ぬる(海を作ろう!海はどんな色をしているか見てみようか、青でもいろんな青があるね…あとから、魚などを貼る)

はさみでたくさん切る(紙に顔が描いてあるー髪の毛にして貼っていこう。何色の髪の毛にする? ライオンのたてがみ作ってくれる?)

後半になるにしたがって、だんだんと技術も身につき、素材の扱い方も分かってきます。

ただひたすらスタンプを押していたのが、ここはお花が咲いているけど、こっちは咲いていないの。お花が咲いているところは蝶がくるけど、こっちにはダンゴムシがいる。などなど、技術を組み合わせて表現するようになるかもしれません。

最初のころにたくさん経験して、とにかく触りたい、試したい!の時期を過ぎていれば、秋の木っていろんな色の葉っぱがあるね?と色に気持ちを向けたり、冬だから暖かい服を描こうと他の季節との違いに気がついて表現するかもしれません。

その季節ごとに気がついてほしいこと+技術・素材・道具を組み合わせて、活動を計画してみたらどうでしょう?

せっかくの時間、普段なかなかできない計画をじっくり立ててみませんか?

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