もしかして・・・落ち着き始めた?
大変な新学期を乗り越え、ハードな夏が過ぎ、「大変なんです、うちのクラス!!」と思っていたのが、
あら、なんだか今日は静かだね?おかしいな(^^;
なんて日が増えてくるのがこの辺りからですね。(9月)
保育士さんたちには「大変!!」がインプットされているのですが、実は子どもたちはちゃんと成長しています。もし、ちゃんと日課を整え、環境を作って、一人一人を見る努力をし続けていれば!!
この、「努力をし続ける」がポイントですね。どこかであきらめてしまうと、今頃はとんでもなく大変な状態になっています。
とんでもなく大変な状態になっているクラスは、もう一度頑張って日課と環境を作りましょうね!
夏の日課から秋の日課に見直して、子どもたちの成長に合わせて遊具も見直しましょう。
そうすれば、年度末にはクラス全体が落ち着いているはずですよ。
新設園は、職員もお互いを知らないし、子どもたちも日課や遊びの経験がなかったり、環境の良くない園から移ってきたり、そして、まだまだ環境も十分でなかったりで、かなり大変です!
でも、もし、初めの段階から園としての意思統一ができていると、向かっている方向が明確になるので、今頃には保育が落ち着き始めます。
(もし、ここが上手くいっていないと、職員がそれぞれの保育観を持ち寄るのでコミュニケーションも上手くいかず、人間関係も悪くなり、子どもたちも荒れ・・・・とっても悲惨な状況になって立て直しが難しくなります…)
新設園の2歳児さんクラスの九月。
ふざけてしまう男子メンバーが、ふざけるよりもちゃんと遊ぶ方が楽しいかも、と気が付き始めたようですよ。
飛行機を作ってテンション高く遊んでいたので、ふざけ始めてしまうかな…と思っていたら、その飛行機を板につけて、周りにもブロックをつけ始めました。板と板もブロックでつなげていますね。空間を作る技術を練習し始めましたよ。
このタイミングで人間や乗り物系を増やしてあげられると、「何かを作るのって楽しい!!」の方が、ふざけるのが楽しい、より強くなっていくはず。
隣の女の子は典型的な乳児のあそびをしていますね。誰も教えていないのに、ペアーを作って並べていく…世界中の子どものこの年齢で見られるあそび。子どもの発達ってすごいです!感動です。
白熊の前に透明のブロックを置いたのは、たまたまかもしれないけど、なんとなく氷のイメージ?
大人が「氷みたいだね、白熊は氷が好きだものね」と言ってあげれば、子どもの中で漠然としていたものが言葉にも形にもなります。これは決して大人の押し付けにはならないので、こういう言葉がけはしていきましょうね。
もし、「白熊だから、氷の家作ろうか!!」としてしまったら、大人のイメージの押し付けですね。これは×です。
・・・
大変だった新設園が軌道に乗り始め、子どもたちが落ち着いていった背景にあるのは、もちろん、職員一人一人の努力もですが、職員を見守り、励まし、褒め、必要であれば「それは考え直そう!」と言い続け、必要であればサポートに入って援助していった園長先生や主任さんの存在も大きいですね。
さて、年度末はどうなっているかな~(^^