2歳児クラスの終わり
この時期(年度末)、園全体の中で、一番迷走しやすいのが2歳児クラス。
(あとは、年長のこの時期。就学に向けて、大人が急に焦って変なことをたくさんさせ始める。子どもにとってはとっても迷惑な話で、ただでさえ不安なのがもっと不安になってしまう。最後まで楽しく!!ですよ~~~!!!)
2歳児の年度末はとっても楽しい遊びがたくさん見られる時期。
物の扱いも上手になり、技術も身に付いて、思い出すことも増え、友達との関わりでの会話しながらの遊びがたくさん見られる。
この前行った園でも、と~~~っても楽しい遊びが見られました!
どこが痛いですかー。・・・台所から紐を持ってきて手に結んで、あ、もう片方も。
そして、よく見てみたら、あら、足もある(^^
パンダちゃんは両手、両足に治療を受けて帰宅。その後、美容院に連れて行ってもらっていました。
今度やってきたのはニワトリ。注射をしてもらって・・・
でも翼だとどうもうまくいかないね。
よいしょ。ちょっと我慢してね。
そして、その後、おんぶしてもらって、どこに行くのかな~
・・・
人形でもよく遊びますが、子ども達はぬいぐるみでもよく遊びますよ。
その時々で子ども達のお気に入りの動物はいろいろと変わるようです。
この子は、オリンピックのスキージャンプ→パタパタ飛ぶ鳥→部屋にあったニワトリ(翼がパタパタと動かせる)という流れで、今はニワトリが大好きになったようです。
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子どもが自由に、自立して、楽しく遊んでいる背景には、大人のこまごまとした仕事の積み重ねがあります。
「今までないぐらい、たくさん話を担任同士でしました!」という担任の言葉が、そのまま子どもたちの姿に現れたなーと思いました。空間の工夫、遊具の入れ替え、日課、関わり方…こまめに相談しながら調整していったのだと思います。
そして、生活の場面では、距離感を作りながらも最後まで丁寧に。
もう2歳だけど、まだまだ2歳。かといって、べったりとした関係を求めているわけではない。
「できることがいっぱいあるの、私がしたいの!」でも「見ていて!」です。
「子ども達が楽しい遊びをしてくれるから保育士さんたちがみんなにこにこしている」のか「保育士さんたちが保育を楽しんでいるから、子ども達も毎日が楽しい」のか…きっと、両方ですね。