幼児 課業(大人の計画した活動)はいつから?

もし、持ち上がりのクラスで、保育室も変わらないようでしたら、割と早い段階で計画した活動を入れていくことができると思います。

でも、一般的には、新入園児が入ってきたり、クラスが変わったり、担任が変わると思います。

最初の1か月は、日課を整えたり、生活の場面に力を入れたり、子ども達がクラスやお互いに慣れることをメインにしましょう。

そして、生活の場面とあそびを見ながら、子どもたち一人ひとりをよく知るようにします。

一人ひとりの性格や得意分野、特徴などを把握しておくと、活動の計画もしやすくなります。

クラスの特徴や傾向もありますね(男の子が多い、女の子が多い、落ち着かない子が多い、集中してくれる子どもが多い、語彙面で課題のある子が多い、生活経験の豊かな子が多い、大人との関係が作りやすい―作りにくい・・・など)

生活も身に付いていて、あそびなども特に問題のない4,5歳児クラスであれば、4月の早い段階で少しずつ大人の計画した活動を入れていった方が、子ども達にとっていい刺激になります。

3歳児クラスは、クラスが落ち着く6月頃を目安に少しずつ活動を入れていくといいと思います。

初めの頃は課業とまで考えずに、課題あそびのような一緒に楽しめるものをたくさん入れていくといいと思います。

参照:環境を知ることと子どもの成長「シリーズⅣ 課題あそび集」「シリーズⅦー1 見よう!話そう!考えよう!」 具体的な方法はセミナーなどで学びましょうね。

年間を通してどんな風に活動を進めていくのかな…とイメージを持つためにおすすめな冊子が「すみれクラスの一年」です。ハンガリー・ブタペスト マイバ幼児保育園のすみれクラス(異年齢)の一年間の計画と実際が紹介されています。

こんなにもたくさんのことを、こんなにたくさんのアイデアで行うんだ!行えるんだ!がよく分かると思います。ぜひ、参考にしてください。きっと保育が楽しみになると思います。

幼児なりの活動をきちんと入れていくためにも、乳児の生活が大切になりますし、もしくは、新学期のスタートの導入を丁寧にすることがポイントになります。