梅雨はまだ・・・ですね?

もちろん、すでに梅雨入りしている沖縄などはありますが、「6月=梅雨」ではないですね??

でも、梅雨の制作が始まっているのはなぜでしょう(^^;

制作にもいろいろな目的があります。

 いろいろな技術、道具、素材を経験してほしい

 そのことを通して、表現の方法を身に付けてほしい

 いろいろな表現のバリエーションを身に付けてほしい

 そのことを通して、自分なりの表現方法を見つけてほしい

 そして、何よりも、表現することを楽しんでほしい

表現したい!と思う何かが心の中で起こった時に、それを表現できる方法を知っていれば、子どもたちは制作に向かいます。

その時のためにも、大人は子どもたちにたくさんの経験の場を提供し、道具や技術を練習できるようにします。

もう一つの目的は、何かを描いたり作ったりすることで、見たこと、感じたことを思い出すことにもなります。

描いたり作ったりすることで、もしかしたら、よりそのテーマや対称に関心を持つかもしれません。

梅雨関連の制作は、「6月だからする」のではなくて、雨が降り始めて、傘や屋根に当たる雨音を聞いたり、水しぶきを上げながら走る車を見たり、水たまりの形を面白がったり、カタツムリがたくさん出てくるのに驚いたり、いつもとは違う景色(色合い)に気がついたり…そんなことに気が付いてほしいし、その「梅雨の景色」の中にいるからこそ意味があります。

となると、梅雨にも入っていないのに、梅雨に関係した制作は早い、ということになります。

滝ヶ谷保育園(横浜市) 異年齢クラス

こちらはTシャツのデザイン。

いろいろな服が用意されていて、子どもたちが好きにデザインすることができて、そして、まるで洗濯物が干してあるかのように部屋に飾ってあったら、晴れから雨の季節への移行時期にもピッタリな制作になりますね。ついでに、お日様も洗濯物の上に貼っておくとか。

制作する前に、「服にはいろいろなデザインがあるねー」(チェック、縞々、イラスト、ポケット、襟、フリル、一色・・・・)と、実際に服を見ながら会話したり「○○ちゃんの一番好きな服はどんなの?」「お母さんがどんな服着ていると嬉しい?」・・・などなど、会話してから描くと、よりイメージが広がるかもしれませんね(^^

その後、お洋服屋さんやクリーニング屋さんのあそびにつながるかもしれませんし!

子どもが何に気が付き、何に興味を持って、どうあそび始めるかは、大人次第ですよ♪