食材よりも!!
あちこちで「食材じゃなくて!!」と言い続けています(^^;
「これから台所やお世話の空間に増やしたいものある?」と聞くと、たいがい「お弁当の中身を…」「包んだりして料理が広がるようなものを…」といわれるので「食材じゃなくて!」となるわけです。
特に1歳の後半や2歳児クラスになると、上手に遊ぶ子どもは食材をいじるために台所にいるのではなくて、あくまでも流れの一つとして台所の食材を扱います。
ご飯を作ったり、食べたり、お弁当を作ったり・・・もしますが、それ以外の再現あそびを楽しむようになります。
こんな感じで。
いっぱい洋服を着て、帽子もかぶって、お母さん?忙しそうです。
布団に下にお人形が何人か寝ています。そして、今は、お洗濯中のようで、長いこと2人であれこれ話しながら、洗剤を入れたり、洗濯機をスタートさせたりとしていました。
干してある洗濯があるから、新しいのを干すには取り込まないといけないかもしれませんね。
選択の流れで掃除が始まるかもしれないし、そろそろ赤ちゃんも起きてくるかな。起きたら、何するんだろう。
リュックとお弁当があるからお出かけするのか、してきた後なのか??
子どもなりにあれこれ考えてあそびがつながっているんでしょうね。
こんなあそびをする子達は、食材だけをいじってのあそびよりは、ここはあくまでもさらっと(この写真を見ても、机の上はそんな感じですね)、作って食べることはあくまでもあそびの一過程で、次の流れに進みます。
遊びによっては、今日はお客さんがたくさん来るから!となるかもしれませんが、それでも、そこまで食材をたくさん使ってというよりは、その前後の流れの方を楽しむようになります。
もし、遊ぶものが台所のものだけ、それも、食材がいっぱい!!なだけだと、子ども達のあそびは広がらないです。
遊びたいことを思いつけない、日常生活の経験を思い出せないですね。
今の時期、ちょっと手の空いているパートさんがいる園だったら、お布団や季節の服、乳児でも扱いやすい布類(キルティングの布やちょっと厚めの布ー人形に書けたり、床に敷いたりできるもの)などを作ってもらいましょうね。
優先順位のトップは手作りの食材ではないですよ!!