子ども達の中にあるアイデア
黒野こども園さんの園庭の砂場。
3歳児さん達はこんなあそびをしていました。

板の上に乗っている子が、誰かこっちに乗って―と言っています。
まるで、工事中のおじさんたちが、近くで何か言っている人を見ているかのような光景(^^
シーソーみたいにしたいようです。
しゃがんだり、座り込んでのあそびが多くなる園庭ですが、置いてある遊具が変われば子ども達のあそびも、そして、動きも変わってきます。
湿気を含んだ砂をスコップで掘るのは、力もいりますね。

でも、土管?らしきものを埋めたいので、頑張っていましたよ。
足腰鍛えられますね。

こちらでは一人で水を流すシステムを作っている4歳児さん。
水があっても、むやみやたらと水遊びをする子は少なくて、ほとんどの子ども達は身体を動かして遊んでいました。
この子も水を触る「水あそび」がしたいわけではないですものね。
園庭あそびも、子ども達のあそぶ力の見える場所です。
室内でアイデア豊かに遊ぶ子ども達は、園庭でも、いろいろなあそびを思いつきます。
年中、年長さんは、今頃になると大人数での運動あそびも好んで行うようになります。
毎日体操で行っている運動あそびが、こんなところで子ども達から出てくることもあります。
大人が毎日行っているあそびや体操、課業の働きかけは、子ども達が自分の時間を過ごす時に発揮され、自由に過ごしている時にこそよく見えてきます。
園庭には、一時期200人近くの子ども達がいました。
大型遊具、お山、砂場、広い空間、乗り物に乗れる場所、その他もろもろ、たくさんの遊び場所で200人近い子ども達が遊びまわっているのに、ぶつからない、転ばない、ケガをしない・・・
そして、気が付かないうちに5歳児さんがおりてきていたり、3歳児さんが段々と保育室に入って行っていたりと子ども達が動いていました。でも、そこに大人たちが子どもを呼ぶ、集める大声は飛び交わない・・・
この背景には、子どもと大人たちの動きと配置のち密な段取りがあり、そして、年度初めから年度末に向けての微調節があったはずで、お見事でした。
一般的な公開保育では、生活の流れ全体を見ること(見せてもらえること)はあまりないのではないかと思います。
でも、本当は、生活の流れ(日課づくり)が保育の基本で、ここをいかに子ども達にとって分かりやすく、スムーズに行え、丁寧に見ることができるかは、年長の今の時期でも大切な部分です。
そして、日々、生活の流れを丁寧に行っていれば、例え公開保育で80人近い大人が廊下にたむろしていたとしても(^^;)、子ども達はいつも通りにやることをやって、次の活動に移っていきます。
年度末に見せてもらえることで、年度末に崩れていくのではなく、年度末だからこそ身に付いている姿を見せてもらえました。
きっと、今回参加された方たちは、たくさんの、ここは自園でも頑張るぞ!を持ち帰られたことと思います。
いつでも公開保育オッケーです!の園が日本中に増えると良いですね~(^^♪
・・・・
ちなみに、公開保育で私(サ)に質問攻めにあっていた3歳児クラスの担任の先生は、2年目の先生です。
冷静に答え、その上、参加者に向けて文学で行ったとなえまで発表してくれました。(←正確には、発表させられた^^;)
でも、それも、この先生いけるかも!と思ったからです。
先輩の先生が体調を崩されていたので、急遽出席となったと思うのですが、子どもと同じで、こういう時にこそ、周りがどうその先生を育てていたのかがよく分かります。
先輩の先生は、行っていることの理由を一つひとつ説明しながら、例え2年目の先生でも一緒に相談しながら保育を行ってきたのだろうなーと思います。
そして、任せるところを少しずつ増やしていったのではないかなと思います。
2年目の先生の方も、言われたからやるのではなく、その理由を自分なりにも消化しながら、考えながら行ってきたのでしょうね。だから、自分の言葉で答えられたのだともいます。パチパチ
子どもと同じで、先生たちも一人ひとり違います。経験年数も、性格も、能力も、モチベーションも、そして、その時々の人生におけるポジションも・・・。
そこに合わせてどう伝えていくか、援助ができるか、背中を押すか、時には厳しいことも言うか・・・は、どの園にとっても難しいところだと思います。
それをあの人数の職員に行い、皆を育てていっている黒野こども園の園長先生、副園長先生、そして、主幹の先生達…。なかなか真似はできませんね。
貴重な時間を、ありがとうございました!

