試したい!と思えるアイデアを

幼児期に入ると、苦手分野がはっきりしてきます。

制作が苦手で寄り付かないんです…という子どもたちも幼児に入るとだんだんと増えてきますね。何かが苦手、もしくは楽しくない経験があって避けていたのが、避けていたことで経験することもなく、本格的に苦手になっていってしまいます。

そんな子たちには、「今日、これだけは試してみよう」と働きかけていくことも必要になっていきますが、その時も、楽しそうな活動を用意しておくこと!

絵の苦手な子が「今日、頑張って運動会の絵を描こう!」なんて言われたら、ますますテンション下がりますよね・・・絵を描くのが大嫌い、になる日はますます近くなります。

それよりも、ちょっと試してみたいなーと思えるものが常に用意してあると、好奇心の方が先に来るので苦手さを意識することもなく取り組むことができます。そんなちょっとした工夫を、せめて週単位で用意できるといいですね。

しののめこども園(沖縄)(異年齢クラス)

机に向かって一定時間集中しながら制作したり、描いたり、細かい作業をしたり…は就学を考えると不可欠です。そのためにも、構成遊びや役割あそび、机上あそびと同じぐらいの熱意とともに、制作コーナーの充実も考えていきましょう♪

こんな風に机をつなげてしまうと、物も置きやすいですし、何よりも自分の作業をしながらも周りの子どもたちのことを眺めることもできます。ちょっと会話したり休憩がてらまわりの子を見たり、そこからアイデアをもらったり…そんな時間も大切ですよ。この机には、3歳児も5歳児もいます、みんなが自分のできることを、自分のレベルで、自分のアイデアで遊んでいます。いい空間になっていますね(^^

しののめこども園(沖縄)(異年齢クラス)

いつも同じ子どもたちでくっついて遊んでいる(つまり、自分がしたい遊びをしているわけじゃないかもしれない=自分に必要なこと・自分がしたいことを選べないのかもしれない)…という状態になる前に、「それぞれが、今、自分のしたい遊び・活動を見つけられる環境」を作っていけるといいですね♪

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