園全体で考えていますか~?

新学期が始まったところも、家庭保育をお願いして準備期間中のところもあると思います。

昨日までの日中は普通の保育をして、夕方から移行した園もありましたよ!

きっと「無理!!」と思った方、いますよね?

でも、よく考えたら、「環境作るの手伝ってください!」と言われて部屋全体の家具を動かして、遊具を見直すことがありますが、1時間ぐらいで終わります。ポイントが分かっているから、というのはありますが、前もって部屋の構成を考えて、遊具を選んでおけば、枠組みは割と手早くできるようです。

後は、掃除や大人の荷物とか子どもの荷物の移動ですね。

棚の中にしまわれている遊具を引っ張り出したり・・・・これ、何とかしたいですね。園全体で、どこにどんな遊具があるのか(眠っているのか、忘れ去られているのか)を把握できるようにしないと、必要としているクラスに渡らない、ということはわりとどこの園でも見られます。

で、新学期ですね♪

この時期は、各クラス自分のクラスのことで精いっぱいになってしまうと思います。でも、乳児全体・幼児全体・そして、園全体を考えての日課や大人の配置を忘れないようにしましょう。この辺りは主任さんや全体を把握している主任的なフリーでないとできないかもしれません。

乳児全体での配慮

〇 新学期が大変なクラスと、そうでもないクラスの差があるはずです。本当にサポートの大人が必要なクラスはどこなのか、どの時間帯なのかを確認していきましょう。

〇 担当制で外に出ていく場合は、園庭に次第に子どもが増えていきます。その時に園庭を見ているのはフリーの先生か最初に園庭に出たクラスの先生です。園庭に出ている先生は、自分のクラスの子どもたちだけでなく全体を見ることになります。それを念頭に大人の動きを考えていきます。

〇 入室時は、だんだんと園庭の子どもが減っていきます。各クラスから一人ずつ園庭に大人が出ていなくても良いかもしれず、それよりも室内の方が子どもが増えていって大変な状態かもしれないので、その辺りも客観的にみていきましょう。

幼児全体での配慮

〇 多くの園では手洗いやトイレ、玄関を幼児で共同で使っています。ここが混まないように、各クラスの日課を書き出してずらします。

園全体での配慮

〇 乳児と幼児で玄関を共有している園もほとんどなので、移動が重ならないようにします。

〇 園庭を使う時間もずらします。乳児は食事に入る時間が早いので、早目に外に出て早めに入室します。幼児は遅めに外に出て(前半を室内あそびにする)、遅めに入室する日課にします。幼児と乳児の園庭で過ごす時間が重なるようでしたら、乳児用の遊具や空間などもある程度確保していくと、幼児が安心してあそべます。

フリーの先生への配慮

〇 乳児と幼児で生活の流れがずれているので、フリーの大人がいる場合は臨機応変に動いてもらうことができます。この辺りは、フリーの先生にもあらかじめ伝えておき、いいように使われている!と思われないように配慮しましょう。フリーの先生なしでは子どもたち一人ひとりに合わせた丁寧な保育はできないので、「とっても大切な存在です、ありがとうございます!!」としっかり伝えましょう。

大変な時期なので、お互いへのイライラも積もりやすくなります。ただでさえ不安がいっぱいな子どもたちに、大人のギスギス感までが伝わったら可哀想。

みんながみんなのことを配慮しながら動いているからありがたいね…となるといいですね♪

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